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木彫-003 [木彫]

バラの蕾.JPG
前回はバラの花の飾りを作ってみましたが、葉をつけてみるとどうなるかと思い、今回はバラの蕾と葉を彫ってみました。(高さ約26cm)

材料は海岸で拾う流木ですが、前回の様に円柱の棒(丸棒)に蕾と葉を彫るには適当な太さのものが見当たなかったので、角材を用いて葉が茎を取り巻くように彫ってみました。(後で気づきましたが、葉が茎を取り囲むようにしたならちょうど良い丸棒があったかもしれません)
今回の角材は杉だったので軟らかくて彫り易かったのですが反面割れ易すそうなので慎重に深彫りしてみました。写真ではわかりませんが葉は茎とくっつかないように離れています。葉の周りのギザギザ(鋸歯)や表面の葉脈(主脈と側脈)は彫れましたが細い葉柄が折れそうなので葉の裏側は彫れませんでした。
実作業時間は約15時間、日数にして5日かかりました。
前回より凝っているのに作業時間が短いのは腕が上がったのではなく、材料の彫り易さからです。

(飽き・諦め半分ですが)自分で納得できるレベルまで彫った後、細心の注意をしながらサンドペーパーをかけ、砥の粉を塗り、オイルステインを塗り、その上にニスを塗れば、それなりに見える気がします。(自己満足)

今回学んだ事は
1.(植物が好きなのに)バラの構成を思っていたほど知らない。
  彫るために実物をよく見て初めて、今までは観察しているようでぼぉっとものを見ていた事を知りました。また、趣味の陶磁器・建築物・彫刻・絵画なども細部までしっかり見ないと作者の目指したものやその凄さはわからないのだろうなぁと思いました。
2.木彫は木を削るので削り過ぎると取り返しがつかない。
  過去は変えられない、でも元には戻せなくても失敗した個所のデザインも修正はできる。未来は変えられることに気付きました。
3.最初から細かいところまで彫り込むと次工程がやりにくい、失敗する。
  完成形をイメージして掘り進める速度を同調して全体像をバランスさせて段々イメージに近づける方が早くて失敗が少ないと思いました。(途中での修正もし易いし)
4.彫りやすい材料の方が進捗が早いのでやる気が増す。
5.俗人の私は無心にはなれないが、木彫している間は雑念を減らすことはできた。
  飽きっぽい私でも、探究心・チャレンジ精神・想像力(驚かせたい、喜んでもらいたい)・向上心(改善点を知りたい)が持てれば、割と集中力が続くことがわかりました。
6.塗料とニスを塗ると少しは見られる。
7.やってみて初めて分かる事がある、逆に言えば、やらなければずっと知らないままになると実感しました。やれば1・やらないと0、その差は無限大。


マルイチ彫刻刀 砥石付 5本組


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