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木彫-004 [木彫]

桜の花見 杯.JPG
もう桜の季節が終わって久しいですが、毎日花見酒ができる杯を作ってみました。
趣味でたまに骨董市に出かけては陶磁器の杯やぐい飲みを見たり・触ったり・たまには小遣いの範囲で買って使って楽しんでいますが、陶磁器作りを始めるのは大変そうなので、以前に海岸で拾った杉の流木を彫って自分用に思い通りの杯を作ってみようと始めてみました。
花の図鑑や春に撮った桜を見ながら、杯の中に桜花をいっぱいにしようとデザインしたのが向かって左の杯です。彫っている最中に気付いたのですが、杯の中に桜花を4つも浮き彫りにしたら、見た目は賑やかですが酒が少量しか注げないという、最も大切な杯の機能を満たせませんでした。そこで急きょ花びら1枚とその散り落ちる様子を浮き彫りにし、その周りに手書きで花びらを追加して、小ぶりな杯を作りました(向かって右の杯)。
なお今回は地色付けのオイルステイン以外に、桜色に3色の塗料(赤・黄・白)と実使用するために仕上げはニスではなく工芸うるしを使いました。
向かって左の杯は、直径8cm・高さ3cm・深さ1.5cmで、実働は木彫に約12時間・色付けに約4時間と乾くまで1日、漆塗りと乾かすのに3日かかり、右の杯は5cm・高さ2cm・深さ1cmで、実働時間は木彫に約4時間・色付けに約2時間と乾くまで1日、漆塗りと乾かすのは左の杯と同時に行いました。

完成品は見た通り歪んでいて恥ずかしい出来栄えですが、手作り感満載で温かみがあるのがせめてもの救いです。注げる酒の量の少なさは杯を重ねる回数を増やすことで補い、季節外れの今でも時々この杯で花見酒を楽しんでいます。自分の中では割とお気に入りです。


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