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身近な美しい草木-028 ウバユリ [身近な美しい草木]

私たちの身近には山野草を始め、廻る季節に合わせて美しい花や葉を見せてくれる草木がたくさんあります。その中の食べて美味しく健康をもたらせてくれる葉・花・実は私のもうひとつのブログに載せていますが、食べられないために季節に合わせて美しい姿を見せてくれる草木を紹介する場が無かったのでここに載せる事にしようと思います。不定期になりますが(私見で)馴染みの少ない花たちを紹介しようと思いますのでお楽しみください。
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東海地方は梅雨も明けて夏真っ盛りです。
梅雨明け後の今の時期は長泉町から愛鷹山に向かう際の玄関口にある『つるべ落としの滝』が見頃なので、森林浴(マイナスイオンのシャワー)とミステリアスパワー浴と涼を求めて登ってきました。
途中の山道にユリが3種咲いていたので報告します。
(『つるべ落としの滝』については、近々このBlogの「旅行・観光スポット」で報告します)

<ウバユリ>
ウバユリ.JPG
長泉町を流れる桃沢川(昔は愛鷹山を端とする川が多いため総称して百沢川と言ったそうです)を遡り、川の始点となる愛鷹山水神社(詳しくは「長泉町の観光スポット-015」を参照ください)を過ぎて更に登り、うろこ岩(詳しくは「長泉町の観光スポット-001」を参照ください)を左手に見ながら通り過ぎ、登山道に入る少し手前まで来たら、道の真ん中に往来を遮るように50~60cmのウバユリが立ち上がっていました。まだ開花前だったので、今月末もしくは来月初に花を確認に行こうと思います。
ユリ科ユリ属の植物。
関東以西に分布し林の中に自生します。花期は7~8月です。
葉は丸く縁が波打っていて他のユリの葉とは全く違います。
葉は太い茎の途中に集まり、花が咲くころには枯れてしまいます。「葉」を「歯」に置き換えて、歯の無い姥に例えてこの名が付いたようです。
またヤマユリ同様、鱗茎は食用になるようです。
なお日本海側や東北地方には2mを超すオオウバユリと言うものがあるそうですが私は見たことがありません。

この時期に山に行くと必ずお目にかかるのはオニユリとヤマユリです。綺麗に咲いていたので”馴染みの無い花たち”ではありませんが報告します。

<オニユリ>
オニユリ.JPG
桃沢川を遡り始めるとすぐにオニユリが咲いていました。
鮮やかな朱色が目に飛び込んできました。
すぐ手の届くところにあったので葉の付け根にあるムカゴを4つ採ってきました。鉢に播いて来年鉢植えで楽しもうと思います。
なお花やムカゴを採る時に花粉に触らない様に注意してください。朱色がついてしまうとなかなか落ちません。
ユリ科ユリ属の植物。
北海道~九州まで分布し野原や土手に自生します。花期は7~9月です。
鮮やかな朱色の花が鬼の顔に見立てられてこの名になったそうです。

<ヤマユリ>
ヤマユリ.JPG
更に少し遡ると背が高く大きな白い花と強烈な甘い香りでヤマユリが咲いているのに気が付きました。
ユリ科ユリ属の植物。
近畿以北の本州に分布し林の縁に自生します。花期は6~8月です。
ユリの名は風にそよぐ花の様子から、漢字の「百合」は鱗茎の様子からついたと言われます。
鱗茎は美味で精進料理などで使われています。


山野草ガイドブック [ 平野隆久 ]




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タグ:四季の草木
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